『「修理にかかる費用」と「見積り無料」』

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『「修理にかかる費用」と「見積り無料」』

水道設備

2023/12/08 『「修理にかかる費用」と「見積り無料」』

【水道工事豆知識】

 

どのような仕事においても、その仕事に携わる人でないと理解できない、悩みのようなものがあると思います。

 

今回は、設備の修理・修繕の仕事に関わる際、「悩む一瞬」について少しお話ししたいと思います。

 

弊社は水道設備部として、年間約700件ほどの修理対応をしています。この数が多いのか少ないのかは正直わかりません。

もっと沢山の対応をされている設備屋さんもいるでしょうし、この数が多いとは思いません。

 

対応させていただいている大部分は個人住宅になります。700件の数字の中には実際の修理・修繕に至らない、いわゆる「ご相談」のみの件数も一定数含まれています。

 

その中で悩む瞬間とは、「修理の費用についてお客様にご説明する時」です。

 

例えば何か品物を販売する時、通常はその品物の価格は明示されているのが普通です。

スーパーなどで買い物をする時に、レジに行って初めてその商品の価格が分かるのでは買い物もしにくいといえます。

 

しかし「修理」の金額をご説明する際に厄介なのは、修理は多くの場合「その不具合や現象を引き起こす要因が複数想定される」のが普通だからです。

 

ご説明する金額は、非常に幅があるものになってしまいます。

 

お電話などで「こういったことで困っています。直すには一体いくらくらいかかるものでしょうか?」というのはごくごく自然なご質問です。それに対し、「うーん、そうですね・・・」と、少々お答えに窮するのは、「専門家なのに、そんなことにもすぐ答えられないのか」と思われるかもしれません。

 

いわゆる、台所の改修や浴室の改修工事、器具の交換など、やるべき事が最初からある程度決まっているものですと、選ぶ器具や必要工事の内容によって幅はありますが、経験上おおよその金額をお話しすることができると思います。

 

  • しかし、こういったお問合せの場合・・・

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漏水箇所が特定できるのか、配管の種類は何なのか、築年数は何年位なのか、屋外は土なのか、コンクリートなのか、漏れているのは給水管なのか給湯管なのか・・・

 

漏水箇所を特定でき、その場所を直したが、また別の場所で漏水が発生する可能性。同時に2か所以上で漏水をしているケース。漏水量が微小で、かつ配管経路不明、外部はコンクリート仕上げ。漏水箇所の特定に数日以上費やす可能性・・・

色々な事が頭をよぎります。

 

 

 

  • 布設替えをすることになったケース

漏水箇所の修繕が困難で、配管を引き直した例(保温前)

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「給水・給湯管の布設替え」には、1520万円前後の費用がかかる場合が多いです。

  • トイレの詰まりについてのお問合せ例

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屋外の桝に木の根などが入っている。床下の排水管に異常がある。便器が古く、尿石などの付着物により円滑さが失われている。

使用しているトイレットペーパーの紙質が原因で詰まりやすい。使用する方が便秘がちである(冗談抜きで割と多いです)

など・・・

想定される現象と、その対応工事を一瞬にして思い浮かべますと、その金額の幅は、2,3万~数十万円というところでしょうか。

 

 

 

  • また、

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シンクの排水口のステンレスが腐食して穴が開いている場合は、最悪は流し台ごとの交換が必要になります。

また、水栓が原因の場合もあります。排水が詰まって、あふれて濡れていることも・・・

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  • キッチン下の水漏れが、排水ではなく壁の中の給湯管からであったケース

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お客様がおおよその修理費用を知りたいことは重々承知なのです。

それでもやはり、いわゆる「最悪のケース」と、かかる「最高の費用」を、どこまでお伝えするべきか。

突然のトラブルに、不安な気持ちで連絡をしているお客様を、余計に不安にさせてしまうことを想像し、先述の「うーん、そうですね・・・」という、一瞬の躊躇が生まれます。

 

また、「現場を見る」だけでは、判別ができない場合も多々あります。

 

漏水の場合は、掘削、配管系統調査、床下調査など、実際の作業に入らなければ、修理方法の検討すらままなりません。

 

排水の不具合の場合も、配管経路の確認、排水桝の捜索(埋まっている場合、物置の下に隠れている場合)、ラインスコープ(管内カメラ)での確認など・・・

 

「体のどこかが痛い」という場合、レントゲン・MRI・血液検査等をしなければ、詳しい診断、治療法の検討ができないことと同様です。

 

つまり「無料でできる見積り」にも、限界があります。

 

いずれにせよ、状況に応じてその都度適切なご説明をする必要があるのだと思います。

それもまた、修理技術のひとつと言えるのでしょう。

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